いつか会社に
還元できるように今は
多くのことを吸収したい

芳川 京子2004年入社

本社 総務部 人事課付(西日本旅客鉄道㈱創造本部出向中)

※所属は取材当時のものです。

JR西日本グループの安全の
一翼を担う立場として

私はジェイアール西日本総合ビルサービス(以下JR-BS)の社員ですが、現在、JR西日本の創造本部というところに出向という形で勤務しています。そこで私が担当しているのは、グループの対象会社が保有している建物設備に対する、安全管理に関わる業務です。グループにはJR西日本が制定した「建築設備安全ガイドライン」や、「建物定期安全点検マニュアル」などがあります。
これらは各グループ会社の保有している建物設備に対して、JR西日本グループとして建物設備の安全レベルを維持するための、管理や点検についての方法を記したガイドラインやマニュアルなのですが、世の中で事故が起こったり、国の法律が改正された際には、それらの内容に対応したガイドラインやマニュアルの改訂を行います。そして、改訂されたガイドラインやマニュアルをしっかりと実行できているかをチェックするまでが私たちの仕事です。

また、グループ会社の担当者の方を対象とした、設備に対する知識のレベルアップを目的とした研修会を開催することもあり、そのための資料作成も含めた会の運営も担当しています。研修会には長年勤務されている経験豊富な方が多く出席されます。年上の方も多い中で、担当者として会を運営していかなければならない立場にプレッシャーを感じることもありますが、自分たちがJR西日本グループの安全の一翼を担っているんだと責任を感じながら、常に全力で取り組んでいます。
仕事柄、設備のことを考えていることが多いので、旅行などに出かけていても建物のエレベーターや照明が気になったりするときがあります。ちょっとした職業病ですね。

出向という立場だからこそ
見えてくるもの

グループ会社を訪問してのヒアリングや研修会の開催といった通常業務とは別に、ガイドライン等の改訂は、2、3年に一度のペースで行っています。建物設備の安全な管理のためにどのように改訂していくかを詰めて作り上げていくことの大変さ、そして完成したガイドライン等を関係する箇所に伝えていく難しさというのは、実際に体験するまでは想像もできませんでした。よく仕事をするなかで「山を越える」という表現がありますが、改訂作業中はその山がずっと続いている感じでした。

JR-BS時代は現場や設備管理部に所属していましたが、現場では実際に機械や空調の点検等を行っていましたので、そのあたりの経験や知識が、出向先で生かされることもあります。逆に各グループ会社を訪問しているとJR-BSで保守をしたことがない設備等を知ることもできるので、勉強になることも多いです。出向の良いところは、自分の会社を外から見られることだと思います。JR西日本グループとしてのJR-BSの位置付け・役割を知ることができたのは、今後の社会人人生において大きな財産になると思っています。今の立場だからこそ分かる会社の良いところ、そして改善すべきところをしっかりと見極め、いつかJR-BSに戻った時にプラスに還元できるように、今は出向先でより多くのことを吸収したいと考えています。

女性社員として伝えたい
ビル管理の仕事

理系大学を卒業していまして、事務の仕事ではなく、実際に機械や設備に関係する「理系の仕事がしたい」という思いがありました。そんな中、合同企業説明会でJR-BSの人事担当者とお話をする機会があり、初めてビル管理という業界を知りました。機械や設備と密接な仕事であることや、誰からも必要とされる安全・安心な環境を作り続けていくというところに惹かれて、入社を決意しました。
入社後、最初は現場に配属され、実際に現場でボイラーを運転することもあれば、天井裏に入って機器の調整をすることもありました。当時の自分を振り返ると、とにかく毎日一生懸命だったと思います。上司や先輩は厳しくも暖かく背中を押してくださるような方も多く、新人だった私の成長を見守ってくださり、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

ビル管理はまだまだ女性が少ない業界ですが、実際に働いている側の人間として自信を持って言えるのは、女性だからできない仕事ではないということです。
設備や警備の業界に少しでも興味を持たれている方は、恐れずにぜひトライしてみてください。きっと充実した日々が過ごせると思いますよ。

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