設立1年目の生え抜きとして
警備のトップを走り続ける

森脇 健司1997年入社

大阪支店

※所属は取材当時のものです。

警備の統括責任者として
様々な業務を管理

現在、大阪支店管内における、すべての警備業務の「統括責任者」として仕事をしています。大阪支店に限らず、私達が取り扱う警備業務は大きく3つに分類されていて、JRの主要駅に隣接する複合ビル等の現場で警備にあたる「常駐警備」、JR駅・ホームの安全確保やイベント等に対応する「雑踏警備」、そして警備員を置かない代わりにセンサー等を設置し、何らかのトラブルがあれば現場に急行する「機械警備」があります。私は、大阪支店管内において、これら3つの警備業務をすべて管理する立場ということです。

具体的には、大型イベントや駅に隣接する複合ビルの警備計画の策定、現場の後方支援や労務管理、新規業務の企画立案、さらに大阪支店の警備事業をどういうベクトルで進めていくのかなどです。特にこれをしていますというのを限定して話すことができないほど業務は多岐に渡ります。

多くの経験を乗り越えて今がある

当社は1997年2月に設立された会社で、私は新卒兼一期生という形で入社しました。京都駅ビルが開業するタイミングに合わせた新規募集だったため、この会社に入社できれば新しいビルで仕事ができるというのが志望したきっかけです。入社後、研修期間を経て、予定通り京都駅ビルの立ち上げメンバーとして働き始め、少し軌道に乗りはじめた頃に異動を命じられたことを覚えています。
その年の10月には、機械警備部門を直営で立ち上げることになり、プロジェクトメンバーとして3年ほど従事しています。その後は本社の警備事業部に異動し、JRの施策であった女性専用車両の警備計画や、2005年のJR福知山線列車事故の事故現場や振替輸送での警備対応など、内容の濃い業務を担当しました。私の仕事人生において最もハードな時期であり、その当時は、肉体的にも精神的にも大変でしたが、今振り返ると、当時の経験があったからこそ、物事を乗り越える力が身に付いたと思います。

その後、2009年6月からは大阪ステーションシティの立ち上げプロジェクトに携わりました。開業を半年後に控え、プロジェクトの一員として準備に奔走し、開業してからも現場の後方支援をするものだと思っていましたが、開業時にはノースゲートビルディングの初代現場長も務めました。当時36歳、当社で最年少の現場長でした。当時は自分に続く後輩たちのためにも絶対に成功させるという強い思いと、現場長経験のない自分がほぼ年上の人たちを指揮命令できるのかいう不安が交錯し、それらの整理がついていない中で、刻々と迫る開業を迎えるために、一つひとつ課題を解決しようとしたことを思い出します。
私自身、常にそういうシーンで働き続けてきたこともあって言えることですが、仕事を通じて自分の限界を知る一方で、当社で「自分がやっていける」と可能性を感じたことが一番の達成体験かもしれません。こうして仕事を通じて成長させてもらったことは言うまでもありませんが、私が一番やりがいを感じるのは、お客様から「ありがとう」と感謝された時はもちろんですが、時として修羅場と化した現場の中で、他の隊員たちと協力して、難局を乗り越えていく瞬間です。その時の高揚感や達成感を味わえることが、この仕事の醍醐味だと思います。

大好きな会社だからこそ
大切にしたい

経営企画部時代の2008年にはJR-BSの新たな企業理念を作るメンバーのリーダーを務めました。「これからの会社を支える若手で企業理念を作れ!!」これが当時の経営幹部から受けた言葉でした。今後の新しいJR-BSを作っていくには、新卒の人間が中心にならなければいけないという経営者の考えもあり、そのチャンスをいただいた形です。「この会社はどうあるべきなのか」「何のために働くのか」など「こうあるべきだという根本の考え」を表現する言葉を新たに作るわけですから、とてつもない重圧と不安だらけの毎日で、眠れない日々が続いたことは言うまでもありません。紙一枚に収まる内容からは想像できないかもしれませんが、プロジェクトメンバーだけで作った企業理念では意味がないからと、全社を巻き込んでの作成になり、製作に1年かかっています。長く会社に務めていても、一度あるかないかのことなので良い経験になりました。

当社は、若手社員の考えを積極的に取り入れる体制があり、いつでもチャンスを与えてくれる会社だと言うことは、私の経験談からも容易に想像がつくと思います。私のように17、8年務めた社員と、まだ2、3年の社員では全然感じることは違うと思いますが、私にとってこの会社は本当に居心地のいいところです。この会社が大好きで、社会人として大きく育ててもらったからこそ、この会社のために何とかしたいという思いがいつもあります。新しく入ってきた後輩たちにも、そう感じてもらえるような環境を作ること、そしてその思いを共有することが、今の私の使命だと感じています。

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