スケールの大きな
JR西日本グループで施設管理
のプロフェッショナルに

阿部 和弘2018年入社

施設管理部 JR施設課

※所属は取材当時のものです。

機械設備の修繕から年単位の
プロジェクトまでを手掛ける

施設管理部JR施設課において、JR西日本から業務委託を受け、オフレール施設と呼ばれる施設の機械設備の保守や老朽化による設備の更新計画、それに伴う予算の管理などを行っています。オフレール施設とは線路外の施設という意味で、たとえばJR西日本の社員の方が利用する研修センターや社員寮などです。修繕・保守業務にあたる機器は、空調機器やエレベーター・エスカレータなどの昇降機といった大きなものから、部屋に設置されている冷蔵庫まで幅広いものが該当します。修繕を行う際は迅速に復旧し、利用者の日常業務に支障が出ないようにすることを心掛けています。

また、機器に関しては耐用年数が決められているため、耐用年数が経過する前に設備を更新しなければならず、そのための計画をコントロールするのも重要な役目です。設備の更新を行う場合は、まず現場を確認し、使用されるお客様と打ち合わせを実施。協力業会社とも打ち合わせをして、少しでも使い勝手が良くなるように設置する位置などまで意識しながら更新計画を立て、工事にも立ち会います。計画を立てるだけで2ヶ月くらい掛かり、プロジェクト開始から工事完了までは年単位となるような業務もあります。

一つひとつの業務が安全な
列車運行を支えている

以前は、家電メーカーで技術職として仕事をしていましたが、設備系の職種に就こうと考えて転職活動を始めました。当社との出会いは、とある転職説明会です。面接担当者の方に声を掛けていただいて、そのときに初めて当社のことを知りました。JR西日本グループということで、大きな施設や設備の保守業務に携われそうだと感じ、そのスケールの大きさに魅力を感じたのです。また、ブースでお話させていただいた担当者の方も、ざっくばらんに会社のことや業務のことを話してくださって好感が持てました。入社してみると、上司がその方だったのでとても驚きましたが、おかげで仕事がやりやすかったです。入社後も、JR西日本の関連施設に携われていることに、とてもやりがいを感じています。現在私は、運転士の方が宿泊される施設も担当しています。そちらでもしも、「空調が故障して十分な睡眠をとれなかった」という事態が発生してしまったら、列車運行にも影響を与えかねません。一つひとつは空調の温度調整ができない、冷蔵庫が壊れたといった小さなことでも、そのトラブルを解決することで、運転士の方が快適に休息を取ることができます。そして、時刻通り順調に列車が運行できるのです。普段何気なく電車に乗っていても、ふと「列車運行に少しは貢献できているのかな」と思うようになりました。

また、入社して驚いたのは系統間の協力体制です。機械系・建築系・電気系といった系統間の溝がなく、困ったことがあれば集まって相談をしながら仕事を進めていける点は、当社の社風であり強みではないでしょうか。私は電気系以外の知識が無い状態での入社だったのですが、入社後は各系統の方に聞き回りながらさまざまなことを教えてもらいました。「系統関係なく助け合う」という意識が社内にあり、わからないことを聞いたら丁寧に教えてくれて、成長を促してくれる環境があったので助かりました。

幅広く知識を身につけて
施設管理のプロフェッショナルに

現在携わっているJR西日本のお客様コールセンターの移設工事は、当社で対応した工事で過去最大級のものでした。工事管理がほぼ未経験の入社2年目の私が機械関係の責任者を任せてもらっていいのかという規模であり、関係者も多く工事の日程調整などが非常に大変でした。そんな中でも、なるべく関係者それぞれのニーズを汲みとりつつ、スケジュール通り工事が進むように調整を行いました。その様子を見ていた普段は厳しいお客様から、「助かりました」と言っていただいたときは、苦労が報われた気がしたものです。また、工事現場で率先して指示を出していると、協力会社の方に「よく現場を知ってるベテランの方かと思いました」と言っていただけて、少しは成長を感じられました。

今は機械系だけを担当していますが、機械系だけでなく建築系や電気系の知識も持った上で施設を管理することが求められる時代になってきています。だからこそ、現場で実践を積み、現場監督を務めるための資格取得勉強にも励みながら、今は足りない知識もしっかりと吸収して、「阿部さんに任せれば、施設全体をうまくコントロールしてくれるよ」と頼られるような存在を目指したいです。

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