業務改善や新たな挑戦を
重ねて成長し、
発展する街を支えたい

警備隊としてお客様の案内や
迅速なトラブル対応に務める

私は、JR広島駅に隣接する商業施設・ekie（以下、エキエ）の警備隊で警備主任を務めています。主な業務は、エキエ館内の巡回、施設の開閉店作業、閉館後の残留者の確認や店舗内の安全点検、館内関係者の入退館管理などです。トラブルや留意すべき事項は隊員でしっかりと情報共有しておき、盗難が起きている店舗があればその近辺の巡回を強化し、万が一火災が起きたときにはすぐ消火活動にあたれるよう防災機器の点検を徹底しています。また、巡回中にお客様の案内を行うことも多いです。エキエは新幹線の改札口に近いため、新幹線の乗降客の方がよく出入りされます。トイレの場所を聞かれたときに案内し、目の不自由な方がいらっしゃれば声を掛けて、付き添いが必要であれば目的地までご案内しています。制服を着て働く以上、エキエのテナントで働く従業員の方やお客様に見られる存在でもあるため、しっかりとした立居振る舞いや、丁寧な言葉遣いをすることも心掛けています。

お客様から「ありがとう」の言葉をいただいたときや、異常時や救急対応が必要な際に迅速に対応できたときにやりがいを感じます。以前、いたずらで館内の排煙ボタンが押されたことがありました。押された瞬間にアラートが鳴るのですが、どの排煙ボタンが押されたのかは場所名ではなく番号で表示されます。表示された番号を見て瞬時に場所を特定し、すぐにトラブルが対処できたため、クライアントの担当の方からお礼を言っていただけました。スピーディーに対処するには知識と経験が必要なので、迅速に対応できてホッとしたものです。

業務改善の提案も
認められやすい環境

エキエは2017年10月に開業しました。私は開業の少し前に入社した、立ち上げメンバーの1人です。当社に入社する以前は、接客業などいくつかの職種を経験しましたが、警備員の経験はありませんでした。「今まで経験したことのない仕事にチャレンジしたい」と思いつつ転職サイトを見ていると、偶然最初にレコメンドされたのが当社の求人であり、警備員の仕事に興味を持ったのです。当時の支店長や警備課長に面接をしていただいたのですが、仕事内容に関する説明がわかりやすく、「未経験でも大丈夫」と言っていただいたので安心でした。また、当時は広島支店ができたばかりで、これからエキエ警備隊の立ち上げというタイミングだったので、「一緒に頑張っていこう」と声を掛けていただきました。立ち上げに携わることで幅広い知識が身に付きそうであったのと、自分でルールを作る経験などもできそうで面白そうだと感じて、入社を決めました。

入社後も今も、風通しが良く、提案したことが認められやすい風土があるように感じます。私が最近提案して改善したことのひとつが、巡回時に記入する作業チェックシートの電子化です。これまではバインダーに挟んだ紙を持ち歩いてチェックしていたのですが、巡回中に片手が塞がれた状態になることを煩わしく感じていました。加えて印刷代も掛かってしまっていたため、電子化を提案したところ認めていただいたのです。チェックシートの電子化により、肩にタブレット端末をかけて巡回できるようになり、作業内容も効率化が図れました。業務効率化への意識も高く、自分で考えて動けばさまざまなことにチャレンジさせてもらえる環境があります。

設備にも詳しい警備員となり
現場を引っ張ってゆく

研修制度も充実しています。特に、これまで参加した中で役立ったのはCAD研修です。私はもともとパソコン業務が得意で、上司からExcelでの作業を依頼されるなど普段からよく頼っていただいていました。そんな中、本社でCAD研修が開かれるという案内があったため、参加を希望したのです。現場に戻った後に、さっそく研修での学びを活かして、鍵の番号と該当する場所を紐づける、鍵図面を作成することができました。今後も業務に直接活かせるような研修を受講していければと思います。

広島駅周辺は、現存する駅ビルが建て替えとなり2025年にリニューアルオープン予定です。商業施設やホテルが新たに出来る計画や、広島駅と路面電車の接続がスムーズになったりと、今後再開発が進みます。それに伴い、私たち警備隊の警備範囲が広がり、業務量が増えることは間違いありません。そういった場面に対応できるよう、警備だけでなく設備管理の知識も持った社員になりたいので、二種電気工事士のような基礎的な資格も取得したいと考えています。