女性が活躍できる新しい
警備スタイルを目指して

高木 佑子2010年入社

ローゼ派遣隊

※所属は取材当時のものです。

女性だけの警備隊の
リーダーとして

私は現在、LUCUA(ルクア)や、LUCUA 1100(ルクアイーレ)を警備する"女性だけの警備隊"ローゼ派遣隊の現場長として働いています。ローゼ派遣隊は2015年4月のLUCUA 1100開業に伴い結成され、フロアの巡回をメインとして、お客様の案内や緊急時の対応などを行っています。営業中の施設内では男性警備員が積極的に巡回すると、厳戒体制のように感じられて、逆にお客様に不安を与えてしまう可能性があります。もちろん男性警備員が必要な場面もありますが、普段は女性警備員である私たちが巡回をしてお客様の安全を守りながら、より安心感を与えたいと考えています。

一見インフォメーション担当のようにも見えるこの制服も、あえて威圧感のないデザインとなっています。意外だと思われるかもしれませんが、警備という仕事は接客に近い業務であり、専門的な警備の知識もありながら、インフォメーション的な役割もこなしていく。警備員という職種も従来のイメージから、時代と共に多様に変化してきました。

何気ない提案から会社初の女性現場長に大抜擢

現場長は組織の運用に関するすべてのことに対応することが必要です。隊員の人事、教育はもちろん、労務管理まですべてこなさなければいけないので大変ですが、とてもやりがいのある仕事だと思います。隊員11名の平均年齢は26歳とすごく若く、私以外はほとんど平成生まれ(笑)。実は、女性の現場長も会社では初のことで、定期的に行われる現場長会議では、自分以外、全員男性という、少し緊張してしまうような状況なのですが、女性に対してすごく優しい会社なので、皆さんとても大切にしてくれています。

私が現場長になった理由もすごくシンプルで、実はローゼ派遣隊の構想段階から関わっていたからなんです。京都支店で営業として働いていたのですが、2014年12月にLUCUA 1100の立ち上げのタイミングで、女性警備員を増やしたいという話を聞いて、「1つ新しい組織を作ってしまえばいいのでは?」と提案したところ、「じゃあ君に任せた!」という話になりました。そこから1、2か月後には異動したので、動き出しもすごく早かったです。いざ準備が始まると、組織をどういう風に運用していくのかといった方針決めをはじめ、ほとんど未経験のことを一気にすることになりました。現場長すら未経験だったので、その勉強も同時にしながら3か月程で詰め込んで業務にあたったので本当に大変でした。でも、その経験があったことで相当な度胸はついたと感じています。

夢はビル管理会社のイメージを打ち崩すこと!

私が就職活動をしていた時はちょうどリーマンショックによる不景気の真っただ中でした。なかなか就職先が見つからない中、JR主催の合同企業説明会に参加したのですが、そこで初めて今の会社のことや、ビル管理業界を知り、話を聞いているうちにどんどん面白そうだと感じました。また就職活動の中で、自分自身何がしたいのかを見つめ返す機会があったのですが、漠然と人の役に立てる仕事であればいいなと考えていたので、うまくマッチしたんです。働き始めてからは、事前に抱いていたイメージよりも、もっと楽しい仕事であることに気づき、ずっと続けていける自信も持てるようになりました。

私がローゼ派遣隊の現場長になってから1つ大きな目標もできました。ビル管理業界はどうしても"縁の下の力持ち"的な業界と思われがちなのですが、私はそういう概念を思い切り打ち崩していきたい。ローゼ派遣隊のようにインフォメーション業務もこなせる警備員といった新しいスタイルの警備をどんどん確立して、オーナー様からは、この会社だから仕事を任せたいと思ってもらえるようになりたいです。

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